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市民と創造する演劇
『over the underground』出演者募集

記事の掲載日: 2021年05月13日

作・演出:岡田利規 (演劇作家・小説家・チェルフィッチュ主宰)
映 像 :山田晋平
公演日 :2022年3月5日[土]・6日[日]
会 場 :穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール

2021年度の「市民と創造する演劇」は、チェルフィッチュの〈映像演劇〉の手法を活用した作品を、オーディションで選ばれた市民と共に創り上げます。上演に先立ちまして出演者を募集いたします。

〈映像演劇〉とは、チェルフィッチュ主宰の岡田利規が舞台映像作家の山田晋平とともに取り組み始めた新しい形式の演劇であり、投影された映像が人の感覚に引き起こす作用によって展示空間を上演空間へと変容させる試みです。映像はフィクションであり、実在してはいませんが、同時に、役者によって演じられる人物たちは、映像として実在しているのだとも言えます。観る者の想像力と結びついてそれらにリアリティが付与されたとき、展示空間に〈映像演劇〉という上演が発生するのです。

下記の期間の公演/展示会で実際にご覧になれます。「市民と創造する演劇」にご応募を考えている方は是非この機会にご来場ください。

チェルフィッチュの〈映像演劇〉
『風景、世界、アクシデント、すべてこの部屋の外側の出来事』

日時:5月14日(金)~21日(金)11:00~19:00
※最終日は17:00まで。(5月17日(月)は休館日)
会場:穂の国とよはし芸術劇場PLAT アートスペース
公演詳細はこちら

皆様のご応募をお待ちしております。

岡田利規よりメッセージ

こうして出演者を募り、オーディションを通して出会った人々と一緒に〈映像演劇〉の新作を、豊橋で生み出していく。この試みに今からわくわくしています。
〈映像演劇〉という手法のおもしろい点のひとつは、過去のある特定の時点ーーつまり撮影日ですがーーに収録された演技が、その上演のつど、そのときどきの現在として出現する、ということです。
ですから、「over the underground」というタイトルで構想しているこのプロジェクトのための作品に、われわれは2022年3月の「初演」に向けて、というのはもちろんのこと、それが五年後、十年後、百年後に上演されることも同時に想像しながら、取り組んでいきたいと思っています。
この企みを一緒に実現することに興味を持ってくださる方からの、応募をお待ちしています。

岡田利規 プロフィール

おかだ・としき
演劇作家/小説家/チェルフィッチュ主宰
1973 年横浜生まれ、熊本在住。演劇作家、小説家、チェルフィッチュ主宰。活動は従来の演劇の概念を覆すとみなされ国内外で注目される。2005年『三月の5日間』で第49回岸田國士戯曲賞を受賞。同年7月『クーラー』で「TOYOTA CHOREOGRAPHY AWARD 2005-次代を担う振付家の発掘-」最終選考会に出場。2007年デビュー小説集『わたしたちに許された特別な時間の終わり』(新潮社)を発表し、第二回大江健三郎賞受賞。2012 年より岸田國士戯曲賞の審査員を務める。 2013年初の演劇論集『遡行 変形していくための演劇論』、2014 年戯曲集『現在地』(共に河出書房新社)を刊行。2016年よりドイツ有数の公立劇場ミュンヘン・カンマーシュピーレのレパートリー作品演出を4シーズンにわたって務め、2020年『The Vacuum Cleaner』がドイツの演劇祭Theatertreffenの“注目すべき 10 作品”に選出。2018年8月にタイの小説家、ウティット・へーマムーンの原作を舞台化した『プラータナー:憑依のポートレート』をバンコク、12 月にパリ、2019年6〜7月に東京で上演し、2021年2月に第27回読売演劇大賞選考委員特別賞を受賞。2020年戯曲集『未練の幽霊と怪物 挫波/敦賀』(白水社)を刊行し、2021年 1月に第72回読売文学賞 戯曲・シナリオ賞を受賞。


山田晋平 プロフィール

やまだ・しんぺい
愛知県豊橋市在住。演劇やコンテンポラリーダンスを中心に、様々な舞台芸術の上演内で使用される演出映像の製作が専門。近年では、現代美術家とのコラボレーションによるプロジェクションマッピング作品や映像インスタレーションの製作も行っている。劇場や美術館にとどまらず、まちなかの建物や生活空間にまで表現の場を広げ、サイトスペシフィックなアートプロジェクトの企画・監修なども行う。舞台芸術と現代美術のフィールドを横断し、かつ芸術と日常生活の空間的な境界を横断しながら、映像芸術の新たな可能性を探る活動を展開。20年6月、豊橋市駅前エリアの水上ビル(大豊商店街)内に、アトリエ兼住居「冷や水」をオープン。地域に対する芸術普及活動も積極的に行っている。
出演者募集 <出演者オーディションワークショップ>
□第1次選考:書類選考
□第2次選考:オーディションワークショップ
 2021年7月17日[土]・18 日[日]
 ※時間は10:00~18:00の間で調整予定。
 ※時間はこちらから指定いたします。

□会場:穂の国とよはし芸術劇場PLAT

□募集人数:15名程度(未経験者可)

□応募資格:
・5月14日[土]~5月21日[金]のチェルフィッチュの<映像演劇>『風景、世界、アクシデント、すべてこの部屋の外側の出来事』を可能な限り鑑賞していること。
・高校生以上で出演者ワークショップ・稽古に極力参加でき、劇場リハーサル期間・本番に全日程参加可能であること。
 ※稽古期間中は事情に応じてスケジュール調整します

□参加費:無料
応募期間 応募開始:2021年5月15日[土]
応募締切:2021年6月27日[日]17:00 必着
※申込受付を終了しました
注意事項 ※オーディション、面接、ワークショップ、稽古、本番に際しての会場までの交通費は各自でご負担いただきます。
※18歳未満の方は参加に際して、保護者の同意が必要です。
※チケットノルマなど公演参加費は徴収しません。なお、出演料・交通費の支給もございません。
応募方法 以下、A・B・Cの方法でご応募ください。
A:専用申込書にご記入の上、下記申込先に郵送にてお申込み
B:専用申込書にご記入の上、穂の国とよはし芸術劇場1F窓口へ直接お持ち込みいただきお申込み
C:オンライン申込フォーム ※5/15よりオープン
スケジュール ①出演者ワークショップ
2022年1月8月[土]・9日[日]
2022年1月15日[土]・16日[日]
※時間は終日を予定

②稽古
2022年2月1日[火]-2月22日[火]
※平日は夕方・夜間、土日祝は終日

③仕込み・劇場リハーサル
2022年2月23日[水]-3月4日[金]リハーサル

④本番 会場:主ホール
3月5日[土]時間未定
3月6日[日]時間未定

※劇場リハーサル・本番期間中は必ず参加。
※稽古期間中は事情に応じてスケジュール調整します。
※本番日は上演形態によって変更となる可能性がございます。
申込先・お問合せ 穂の国とよはし芸術劇場 PLAT
TEL:0532-39-8810 FAX:0532-55-8192
〒440-0887 愛知県豊橋市西小田原町123番地 穂の国とよはし芸術劇場 PLAT
「市民と創造する演劇」担当宛

TEL:0532-39-8810
FAX:0532-55-8192
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