まちと劇場、それぞれを裏で支えている技を、紹介し、交換・共有する場、「まちと劇場の技技交換所」を開設します。ちょっとしたコツのようなものから、熟練した職人技まで、短い動画で集めていきます。何かの参考に!
◆劇場 市民と創造する演劇『グッバイ・フランケンシュタイン-穂の国の怪物たち-』の記録
【はじめる そして、はじめる または、はじめる】
【ぬう そして、ふりおとす または、(はやく)きがえる】
【はる そして、ばみる または、だんどる】
【つる あわせる そして、転換する】
★2021年3月31日公開
◆劇場
【むすぶ】
各動画に、技の説明文を掲載しています。
YouTubeの説明欄からご覧下さい!
技の性質:チチ紐(ちちひも)を結ぶ
技の場所:穂の国とよはし芸術劇場PLAT アートスペース
一般的に、舞台上の両サイドに当たる上手/下手には「袖幕(そでまく)」と呼ばれる黒い幕があり、天井付近に設置された「バトン」という鉄パイプに結んで下げられます。プラットの幕は比較的重いので、より安定する蝶々結びをしていますが、劇場によっては輪がひとつの片蝶々結びの場合もあるとのこと。アートスペースの袖幕は10カ所ほど結んでいて、結ぶ速さや丁寧さは経験がモノを言う技の領域です。動画内でも話している照明スタッフの池田俊晴さんは「先輩のやり方を見て、きちんとできていなければ怒られたりしながら現場で学びました。だから用語などは口伝えのため、どういう字なのかわからないことも多いんですよ」と苦笑い。実際、幕をバトンに結ぶための「チチ紐」も正確な語源はわからず、「チー紐」などと呼ばれることもあるそうです。
なお、大勢の人が関わる劇場では、安全性や正確さを保つため声掛けすることが基本。「エンド決まりです」と言っているのは、結ぶ位置の端が固定されたという意味です。アートスペースにはプロセニアム型(額縁型)の舞台やそれに伴う舞台袖は存在せず、シンプルに四角い劇場なので、壁側から計算してアクティングエリアを設定する必要があるため、外側の端=エンドを決めてから袖幕の調整をしています。
【たたむ】
【かくす】
【発見する】
【まく】
◆まち
【むすぶ】
【むすぶ】
【たたむ】
【したてる】
【とる】
【あやつる】
◆劇場(ワークショップ)
【(朝を)かたる[ワークショップ]】
【(寝室を)かたる[ワークショップ]】
【さわる[ワークショップ]】
【てらす[ワークショップ]】
【あわせる[ワークショップ]】
「まちと劇場の技技交換所」YOUTUBEチャンネルは
こちら
ディレクター:長島 確
映像ディレクター:須藤崇規
ライター:小島祐未子
ロゴデザイン:福岡泰隆
主催:豊橋市、公益財団法人豊橋文化振興財団
令和2年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業