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平田満企画 「対話を考える」vol.6
斎藤環『オープンダイアローグをめぐる対話』

記事の掲載日: 2024年01月27日

平田満
平田満
斎藤環
斎藤環

プラット・アソシエイト・アーティストである俳優・平田満の発案による「対話を考える」の第6弾として、今回は、『オープンダイアローグとは何か』(医学書院)の著者で、オープンダイアローグを第一線で実践している精神科医である斎藤環さんをお招きします。

オープンダイアローグはどういうもので、なぜ人の心を癒やすのか、またその魅力や実践方法についてお話いただくとともに、グループに分かれて、リフレクティングワークとオープンダイアローグをロールプレイで体験し、感想や意見などを参加者の皆様と交換いたします。

それらの終了後に、平田満がモデレーターを務める哲学対話を、参加者の中で希望する方と行います。

平田満企画「対話を考える」

俳優は「話す」ことよりも「聞く」ことのほうが難しいといわれます。 自分ばかり喋って相手の話すことを聞いていないと空っぽの会話になります。 表現というと自分の考えや感情を表すことだと思いがちですが、それをどう聞いてくれるかで真実味、深みも変わってくるのではないでしょうか。

俳優に限りません。声の大きい人や力を持った人が会話の主導権を握ったり、難しい言葉についていけなかったり、残念な思いを経験した人は多いと思います。 コミュニケーションがうまくいかないのはなぜでしょうか?

そのようなことを考えて、「聞く」ということをテーマに、様々な形で「対話」というものを皆さんとともに考える場を作りたいと思いました。 聞いてもらえることで自分が尊重されている、考える自由がある、ということを体感したり、人の話を聞き、考えることで固定観念を離れ、本来の自分とは何者かを見つけることができるのではないかと期待しています。

プラット・アソシエイト・アーティスト 平田満

哲学対話とは

子どもたちの思考力を養うために70年代にアメリカで始まった「子どものための哲学」に由来する。 それは、哲学者の思想を教えたり抽象的な問題について議論したりするのではなく、各人が一人で思索にふけるのでもない。身近な問いから出発して、グループで一緒に問い、考え、話をしていくものである。 中学校以上が一般的だが、小学校や幼稚園で行われることもある。 いずれにせよ、共に話すことを通して共同で思考を広げ、深めていくのが哲学対話である。 (インクルーシブ・アーツ・フェスティバル2019 ホームページより)

日程

2024年04月13日 (土)13:30〜17:00 受付開始・開場:13:10

場所 穂の国とよはし芸術劇場PLAT 創造活動室A
講師 斎藤 環(さいとう たまき)
1961年、岩手県生まれ。
1990年、筑波大学医学専門学群環境生態学卒業。医学博士。
爽風会佐々木病院精神科診療部長(1987年より勤務)を経て、2013年より筑波大学医学医療系社会精神保健学教授。日本思春期学会理事、日本病跡学会理事。
2021年より公益社団法人青少年健康センター会長。専門は思春期・青年期の精神病理、精神療法、および病跡学。
著書に、「文脈病」(青土社)「社会的ひきこもり」(PHP研究所)「ひきこもり文化論」(紀伊國屋書店)「生き延びるためのラカン」(ちくま文庫)「ひきこもりはなぜ『治る』のか?」(中央法規出版)「世界が土曜の夜の夢なら」(角川書店)「ひきこもりのライフプラン」(畠中雅子との共著 岩波書店)「オープンダイアローグとは何か」(医学書院) など。訳書にヤーコ・セイックラ他著「開かれた対話と未来」(医学書院)がある。
『関係の化学としての文学』(新潮社)で、2010年度の日本病跡学会賞を受賞。『世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析』(角川書店)で2013年に第11回角川財団学芸賞を受賞。『心を病んだらいけないの?うつ病社会の処方箋』(新潮選書)で2020年に第19回小林秀雄賞を受賞。

平田 満(ひらた みつる)
1953年、愛知県生まれ。俳優。
2011年4月〜’18年3月まで穂の国とよはし芸術劇場PLAT芸術文化アドバイザーを務め’18年4月よりアソシエイトアーティストに就任。
早稲田大学在学中に劇作家・演出家のつかこうへいと出会い、俳優活動を開始。1983年の解散まで「つかこうへい事務所」に参加。以降、舞台をはじめ映画やTVドラマ、CM等に多数出演。井上加奈子とともに企画製作プロデュースユニット「アル☆カンパニー」の活動も行う。
82年度に映画「蒲田行進曲」で日本アカデミー賞主演男優賞などを受賞。01年度には舞台「こんにちは、母さん」「ART」で第9回読売演劇大賞最優秀男優賞を受賞。'14年度に『海をゆく者』、『失望のむこうがわ』で第49回紀伊國屋演劇賞受賞。18年穂の国とよはし芸術劇場PLATプロデュース「荒れ野」で第5回ハヤカワ「悲劇喜劇」賞受賞。
参加費 1,000円
対象 高校生以上(演劇経験不問)
募集人数 40人(選考)(ご家族や同じ職場のグループ等での参加者優先)
締切り 2024年2月29日(木)17時必着
申込み方法 2024年1月29日(月)から下記申込方法で受付

(1)WEBフォーム申込み
下記の専用申込フォームより、必要事項を記入して送信してください。

(2)窓口へ持参または電話・FAX
参加申込書に、必要事項を記入の上、プラット一階窓口、プラットチケットセンター電話(0532-39-3090・休館日除く10:00〜19:00)またはFAX(0532-55-8192)でお申込ください。

◆申込フォームからお申込みいただく場合、info@toyohashi-at.jpからの返信メールを受け取れるように設定をお願い致します。

申込時には、自動返信メールをお送りしますのでそれが届かない場合は、迷惑メールフォルダ等に入っていないかなどご確認ください。特にezwebメールご利用の場合に当方からのメールが届かないというケースがよく発生しています。
お問い合わせ 穂の国とよはし芸術劇場PLAT
〒440-0887 愛知県豊橋市西小田原町123番地
TEL 0532-39-8810(9:00~20:00休館日除く)
FAX 0532-55-8192
備考 【主催】公益財団法人豊橋文化振興財団
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