記事の掲載日: 2014年04月18日
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大ヒット作「蟻の兵隊」につづき“老人力”全開のガンコ親父を
池谷薫監督が見つめたヒューマン・ドキュメンタリー
本作は、中国残留日本兵の悲劇を描いた傑作ドキュメンタリー「蟻の兵隊」が記録的なロングランヒットとなった池谷薫監督の最新作。震災からひと月後に陸前高田を訪れた撮影チームは、そこで佐藤直志というひとりの老人と運命的な出会いを果たす。復興への夢を語る彼の姿に見惚れた池谷は、前作に引きつづき孤軍奮闘する“ガンコ老人”を追うことを決意。
寄り添うように撮影を重ねながら、困難に屈しない“日本人の底力”を描き出していく。撮影期間1年6ヵ月。東京~岩手往復の走行距離は5万キロに達した。昭和1桁生まれの主人公が示す矜持は、戦争や災害から立ち直ってきた日本人とは何なのか、人が生きていくのはどういうことなのか、真っすぐに語りかけてくる。
家が流されたらまた建てればいい
大昔から人はそうやってこの土地で生きてきた
男の名は佐藤直志。岩手県陸前高田市で農林業を営み、仲間から“親分”と慕われている。彼の家は1000年に1度の大津波で壊され、消防団員の長男は波にのまれた。生きがいを失った男に何ができるのか? 直志はひとつの決断をくだす。元の場所に家を建て直そうというのだ。自分はきこりだ。山に入って木を伐ればいい。友人から田んぼを借り、田植えもしよう。仮設住宅には何があってもいかない――。
土地に根ざし、土地に生きる人々の行く末をおもう彼の強さと優しさは、少しずつ周囲を動かし、生きることの本質を問いかけていく。忍び寄る病魔、耐えがたい腰の痛み、遅々として進まない市の復興計画……。数々の障壁を乗り越えて、77歳の彼は夢をかなえることができるのか――。
「先祖になる」公式サイト http://senzoninaru.com
2012年/日本/カラー/デジタル/118分/ヴィスタ
監督:池谷薫
プロデューサー:権洋子 撮影:福居正治 録音:青田直也 編集:田山晃一 音響構成:渡辺丈彦 HD編集:椿 学
スチール:増池宏子 デザイン:渡辺純
製作・配給:蓮ユニバース 宣伝プロデューサー:市川篤 宣伝:PALETTE
助成:文化芸術振興費補助金
佐藤直志
2014年07月07日 (月)13時 / 18時30分
開場は開演の30分前
上映時間:118分
日時指定・全席自由・税込
前売販売:2014年04月13日 より
1,000円
プラットチケットセンター |
オンライン http://toyohashi-at.jp(要事前登録) 窓口・電話 0532-39-3090(休館日以外の10時~19時) |
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ルートNO.1企画 0532-54-4151(吉野設計研究所)
主催:ルートNO.1企画
協賛:豊橋日独協会
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