郷土の日本画家の永井繁男は、自然の偉大さとその深さに魅せられ風景画を中心に地元豊橋の風景を画題に多く描きました。
私たちが普段身近に見ている豊橋の風景が、太陽を浴びて輝き、鑑賞者の心の中にあたたかな安らぎを吹き込むような光景になり、こんな風になるのかという発見もおもしろいものがあります。

永井繁男は、昭和2年豊橋市生まれで、豊橋商業学校卒業後、同校先輩の中村正義の誘いもあり、日本画の蒼野社に入り中村岳陵に師事します。
1950年に日展初入選後、計10回の入選を果たします。
1960年に中村正義とともに蒼野社を脱退後、森緑翠、我妻碧宇、浅田蘇泉らと白士会を結成し、精力的に新しい日本画を目指します。
永井は、スーラやシニャックの新印象派画法を日本画に取入れ、色の点の併置によって、”虹色のプリズム”を通してみるよう光景を生み出しました。
今回は初期日展時代から白士会草創期にかけて描かれた貴重な作品を20点以上を東京神田の学士会館からお借りし、さらに永井邸より最近の作品をお借りし、未公開物も含む30数点の絵画作品による迫力ある構成となりました。

日程	2013年08月23日 (金)~9月16日(月・祝）
時間	開場10時（8/23は11時開場）〜閉館17時
会場	中部ガス名豊ギャラリー（名豊ビル6階）
入場料	無料
主催	中部ガス株式会社
協力	一般社団法人学士会、株式会社学士会館精養軒
後援	豊橋市、豊橋教育委員会、公益財団法人豊橋文化振興財団
お問合せ	中部ガス名豊ギャラリー　TEL 0532-51-5610 FAX 0532-51-5620