「ダンス・レジデンス」は、国内外で活躍するアーティストに新しい作品創造のための稽古場と滞在場所を提供し、アーティストへの支援・育成をおこなうとともに、ワークショップ・試演会等を開催し、市民とアーティストの交流の機会を設け、舞踊や身体表現を身近に体験していただくプログラムとして、2017年より開始しました。
このたび横浜赤レンガ倉庫1号館と連携し、ヨコハマダンスコレクション2023 コンペティションⅠにおいて「穂の国とよはし芸術劇場PLAT賞」を新たに贈賞することが決まりました。2023年12月に審査を経て、大森瑶子氏を受賞アーティストとしてお迎えし「ダンス・レジデンス」事業の一環として滞在制作の機会を提供いたします。2024年2月はそのプレ滞在と位置づけ、劇場や地域のリサーチをおこないます。また劇場スタッフとの対話を重ね、次年度以降におこなう本滞在の内容を決めてまいります。
日本女子体育大学卒業。クラシックバレエやストリートダンスなどを経験。様々なジャンルを交差させるような独自のスタイルで、ソロやグループなどの作品を創作。ヨコハマダンスコレクションにて2019年にコンペティションⅡ最優秀新人賞、2023年にはコンペティションⅠにて若手振付家のための在日フランス大使館賞・ダンス リフレクションズ by ヴァン クリーフ&アーペル賞、穂の国とよはし芸術劇場PLAT賞をダブル受賞。2022年パリDanse élargieにて第2位などを受賞。これまで国内外5都市にてグループ作品『Help』、2023年イタリア、フランスにてソロ作品『PLAIN-chan』などを発表。