ドリアン助川氏による小説「あん」。
世界中で翻訳され、映画にもなり、多くのひとびとの心に希望の光を灯してきた小説が原作者本人による台本でオペラになりました。
今を生きるすべての人たちに<いのち>の意味を問いかけます。
こんにゃく座の新境地、オペラ「あん」をどうぞお見逃しなく!
あらすじ
季節は春。どら焼き屋「どら春」の店主・千太郎は鬱屈とした日々をすごしている。そこへ、老婦人徳江が働きたいとたずねてくる。
一旦は申し出を断る千太郎だったが、徳江が作った<あん>の美味しさに心を動かされ雇うことに。<あん>の評判で店は繁盛する。
ところが、徳江が療養所で暮らすハンセン病患者だという噂が流れ…。