あらすじ/内容
この時代において、 森は牢獄の役割を果たしていた。 かつての島流しのように森という異界に犯罪者たちが追いやられ、元々好き好んでそこに住んでいるものと共生していたのだ。 技術の進展によって人間の多くは「つまらない仕事」から開放 され、それぞれが自分の趣味や個性を伸ばして生きられるようになっていた。 けれど、常にそれぞれの「最適解」がサジェストされる社会の中にあって、最適でない発言や行動は厳しく制限されるようになっており、そのことへの息苦しさもまた頂点に達しつつあった。 「賢い奴隷」になって 森に留まるか、「愚かな自由」を満喫するためにこの場所を捨てるのか、 森の住人たちはゆるく苦悩しながら、それぞれの人生を生き延びていく。
2014年『穂の国の「転校生」』を演出した広田淳一が主宰する劇団アマヤドリが豊橋で滞在制作し新作を上演。滞在中には市民との交流プログラムも予定しています。
<関連イベント開催>※無料 【終了しました】
4月28日 (日)13:30~16:30
アマヤドリ「舞台映像」上映会&トーク