世界初の手話通訳付き劇映画『リリカとマリア』(75分)を愛知大学文学部メディア芸術専攻のゼミの研究として制作しました。
日本語字幕やワイプ画面をつけるのではなく、手話通訳者自身が映画の画面の中に登場します。手話がわかる聞こえない方(ろう者)への鑑賞サポートを、映画表現の中に組み込むという新しいスタイルは、観客に大きなインパクトを与えると思います。
『リリカとマリア』は、女子大学生二人の友情と破綻を描いた物語です。主役二人の物語はもちろん、手話通訳者の存在感も存分に感じられる撮り方と演出に注目してください。
同時上映として、全編を手話の会話のみで構成した短編映画『色人間』(15分)と短編ドキュメンタリー映像『ろう者と映像文化』(10分)があります。