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ドストエフスキーの『罪と罰』が、野田秀樹、謝珠栄を経て、ミュージカル化!
本作は、ドストエフスキーの小説『罪と罰』をもとに野田秀樹が幕末の日本を舞台に描いた『贋作・罪と罰』を、謝珠栄が自らミュージカル化し、2001年に初演された傑作舞台。2003年に再演、2009年には野田秀樹芸術監督就任記念プログラムとして東京芸術劇場で上演し、2013年には東宝プロデュースでも上演されました。
謝珠栄が溢れるイマジネーションを駆使した空間演出で魅せて、スタイリッシュに音楽の美しさを際立たせ、これまでにも高い評価を受けてきた作品。この人気ミュージカルを、10年ぶりとなる2023年秋、東京芸術劇場、兵庫県立芸術文化センター、穂の国とよはし芸術劇場PLATにてリニューアル上演いたします。
珠城りょう、屋良朝幸、剣幸ほか、様々なミュージカルで活躍してきた実力派俳優が集結!
主演は、宝塚歌劇団入団からわずか9年という早さでトップスター就任を果たし、2021年8月の退団まで月組を牽引してきた珠城りょう。今回が、退団後、初めてのミュージカル出演となります。宝塚退団後に出演した『8人の女たち』『マヌエラ』でも、強い女性像を演じてきた珠城が、また新たに、男性社会の中で生き抜く女性を演じます。
そして、俳優としての実力を着実に積み重ねるだけでなく、卓越したダンス技術とセンスで振付やLIVEプロデュースなど多方面での活躍をみせている屋良朝幸、劇団四季を経て、ミュージカルをはじめ様々なジャンルの舞台で活躍する今拓哉、「DIAMOND★DOGS」や「BOLERO」などダンスパフォーマンスや身体表現を追究しながら数々のミュージカル作品に出演している東山義久、近年ストレートプレイからミュージカルまで幅広い舞台や映画で引く手あまたの活躍をみせている原嘉孝、劇団ハーベストの座長を経て、しなやかで存在感のある演技力を身につけている加藤梨里香、『レ・ミゼラブル』では、2003年よりテナルディエ役を演じ、声優としても長きに渡りオリジナルキャストを務めている作品がある俳優の駒田一、元宝塚歌劇団月組トップスターで退団後も数多くの作品に出演し、第18回菊田一夫演劇賞、第17回、第21回読売演劇大賞優秀女優賞を受賞するなど、確かな実力のベテラン女優・剣幸といった、ミュージカル界を牽引する名うての実力派が顔を揃えました。
男尊女卑が当然という価値観であった時代に、男性の中に一人混じって、迷い、悩みながらも自分の信じた人生を駆け抜ける主人公の姿は令和の時代を生きる観客に何を伝えるのか?謝珠栄が豪華キャストと共に描き出す日本版『罪と罰』の世界にご期待ください。
<ストーリー>
空高く昇ろうとする理想が地の現実に頭を垂れている。
誰か何かをしなくては。誰かこの世を救わなくては…。
三条英は、理想を夢みる江戸開成所に通う塾生。彼女以外は全て男という社会で孤軍奮闘している。
英は、生活が苦しい人々から法外な利息を取る高利貸しの老婆の殺害を計画するが、偶然そこに居合わせた老婆の妹までも殺してしまう。この予定外の殺人が英の心を大きくかき乱す。英と同じ志を持つ、才谷梅太郎は、動揺する英の様子に気づき、彼女を陰ながら心配するが、才谷も大きな時代の流れの中心にいるのだった。
上演時間予定
第1幕80分 休憩20分 第2幕70分 合計2時間50分