内気な少女が、大好きなうさぎの人形とともにくり広げる一夜の大冒険!
劇作家・演出家として活躍目覚ましい根本宗子がPLAT初登場。
世界中で愛されるバレエの名作『くるみ割り人形』をもとに、楽しい仕掛け満載の音楽劇をつくります。
今回根本が描くのは、引っ込み思案な少女が、大好きな人形とともに一夜の冒険をくり広げ、大切なものを見つけるオリジナルストーリー。主人公となる少女役はオーディションで選ばれた子役が担い、出演者には個性あふれる魅力的なキャストが集います。また独特な世界観が人気の、唄とアコーディオンの姉妹ユニット、チャラン・ポ・ランタンの小春が音楽を手がけ、ボーカルのももは役を担った歌い手として出演。衣装にはロマンチックで幻想的なコレクションを展開する注目の若手ファッションデザイナー・タナカダイスケが参加。タナカが初めて手掛ける舞台衣装にも注目です。
こどもたちと、そしてかつてこどもだった大人たちへ、お芝居にバレエ/踊り・歌/音楽を織り交ぜながら、俳優・踊り手・歌い手・ミュージシャンのカンパニーが舞台の楽しさをフルコースで味わわせてくれる、とびきり贅沢な仕立てでお贈りします。
あらすじ
歌うことも踊ることも大好きで、感情ゆたかな少女だったクララ。ある出来事がきっかけで、自分の感情をぜんぶ心の奥底にしまい込むようになってしまいました。人前では、楽しいことにも、好きなものにも、何にも興味がないみたいなふりで膨れっ面を続けながら、大好きなうさぎの人形だけに本当の気もちを話す日々をすごしていました。そんな中でむかえたクリスマス。しかしクララが自分の気もちを隠してついたウソのせいで、世界中が大変なことになってしまった! クララはうさぎの人形の手を取り、一晩の大冒険へと向かう決意をします。クララとうさぎの冒険の先に待っているものとは…!
作・演出:根本宗子
1989年生、東京都出身。19歳で劇団、月刊「根本宗子」を旗揚げ。以降、劇団公演ではすべての作品の作、演出を手掛け、外部プロデュース作品での作、演出、出演も多数。2021年10月31日俳優活動終了。音楽家とのタッグで生み出すオリジナルの音楽劇や、コロナ禍ではカメラ1台ワンカット撮影で、今までとは違った演劇の臨場感と可能性を観客それぞれの自宅へと届ける配信作品を発表するなど、常に新しい演劇の形と向き合っている。2015年『夏果て、幸せの果て』、2018年『愛犬ポリーの死、そして家族の話』、2019年『クラッシャー女中』、2020年『もっとも大いなる愛へ』で岸田國士戯曲賞最終候補となる。2022年、自身初となる小説『今、出来る、精一杯。』刊行。原作・脚本を担当した映画『もっと超越した所へ。』が公開。
音楽・演奏:小春(チャラン・ポ・ランタン)
昭和生まれ。妹・ももとの姉妹ユニット「チャラン・ポ・ランタン」のメンバー。アコーディオンを担当。7歳の時にサーカスを観に行ったことをきっかけにアコーディオンを始める。2021年9月に独立したタイミングで、自身がプロデュースした手頃な値段のボタンアコーディオン「Bebe Medusa」の予約販売を開始。一晩でボタンアコーディオンを531台売り上げる。その他にも映画やドラマ、舞台への楽曲提供・イラスト・執筆、動画編集など活動の範囲は多岐に渡る。