東京公演開幕!フォトコール映像公開。
7時間30分、駆け抜けていくスピーディーな展開は今春見逃せない!
エイズを発症したゲイの青年・プライアーを中心に、人々が懸命に前に進もうとする姿を、
天使の登場などファンタジーの要素も織り交ぜながら描く群像劇
トニー賞やピュリッツァー賞などを受賞したトニー・クシュナーの傑作戯曲(二部作)を新訳上演。
1980年代のニューヨークを舞台に彼らは懸命に生きる……
1991・92年の初演以来世界中で上演されている、トニー・クシュナーの傑作『エンジェルス・イン・アメリカ』(二部作)を小田島創志の新訳により一挙上演いたします。舞台はレーガン政権下のニューヨーク。エイズが不治の病とされた時代に、病に冒された青年を中心に深い苦悩や葛藤を抱えた人々を鮮やかに描き、トニー賞演劇作品賞、ピュリッツァー賞戯曲部門を受賞し、テレビドラマやオペラ化もされました。演出はPLAT初登場の上村聡史が手がけ、オーディションを経た8名の出演者とともに、第一部3時間半、第二部4時間、計7時間30分の上演を1日かけてお届けいたします。
関連企画|プレトーク
本作の演出を手がける上村聡史さんをお招きしプレトークを開催します。
作品について、また演出の仕事についてお話が聞ける貴重な機会です。
チケットの有無を問わず興味がある方はどなたでも参加いただけます。
【日時】5月27日(土)13:00〜14:30終了予定
【場所】PLAT 研修室(大)
【申込】3月18日(土)10:00〜 プラットチケットセンター電話もしくはWEB申込み
※参加無料・事前申込制(先着順) 申込み・詳細はこちら
インタビュー・コラム記事
■上村聡史(演出) 新国立劇場WEBページ 詳細はこちら
■上村聡史 ステージナタリー「上村聡史が“越境”“変化”“再生”キーワードに語る」 詳細はこちら
■萩尾瞳 (映画・演劇・ミュージカル評論家) 新国立劇場WEBページ 詳細はこちら
[全3回]笑いと驚きのジェットコースター/トニー・クシュナーの作品たち ―スピルバーグとのコラボなど/多彩な登場人物 ―わけてもロイ・コーン― について
ものがたり
【第一部】
1985年ニューヨーク。
青年ルイスは同棲中の恋人プライアーからエイズ感染を告白され、自身も感染することへの怯えからプライアーを一人残して逃げてしまう。モルモン教徒で裁判所書記官のジョーは、情緒不安定で薬物依存の妻ハーパーと暮らしている。彼は、師と仰ぐ大物弁護士のロイ・コーンから司法省への栄転を持ちかけられる。やがてハーパーは幻覚の中で夫がゲイであることを告げられ、ロイ・コーンは医者からエイズであると診断されてしまう。
職場で出会ったルイスとジョーが交流を深めていく一方で、ルイスに捨てられたプライアーは天使から自分が預言者だと告げられ......
【第二部】
ジョーの母ハンナ、幻覚症状の悪化が著しいハーパーをモルモン教ビジターセンターに招く。一方、入院を余儀なくされたロイ・コーンは、元ドラァグクイーンの看護師ベリーズと出会う。友人としてプライアーの世話をするベリーズは、「プライアーの助けが必要だ」という天使の訪れの顛末を聞かされる。そんな中、進展したかに思えたルイスとジョーの関係にも変化の兆しが見え始める。