出演を予定しておりました⾼⼭のえみが、諸事情により降板することとなりました。 出演を楽しみにしてくださっていたお客様には、⼤変申し訳ございません。
なお、これに伴う出演者の追加およびチケットの払い戻しはございません。何卒、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
深淵に沈み、また浮かぶ恋
激動する世界で、いまを問い直す「桜姫」
木ノ下歌舞伎、あの『
木ノ下歌舞伎が約5年ぶりに新しい演出家を招き新作公演を発表。新たな演出家は、国内外で活躍し、近年の能の翻訳や能の形式での新作の上演などにも意欲的に取り組む、岡田利規(チェルフィッチュ)。木ノ下裕一監修・補綴のもと、岡田利規書き下ろしの上演台本で、数々の演出家が手がけてきた鶴屋南北の代表作『桜姫東文章』に挑みます。
世界が激動し、社会の価値観も変わりゆく時代に、禁断の恋と零落の物語はいかに〈更新〉されるのか。豪華キャスト&スタッフを迎え、木ノ下歌舞伎ならではの〈新〉境地でお届けします。
【あらすじ】
新清水寺の高僧・清玄には、若い頃、稚児・白菊丸との心中に失敗した過去があった。その十七年後、吉田家の息女・桜姫が尼になるため新清水寺にやってくる。父と弟を殺され、家宝を失った桜姫は、生来開かない左手を前世の罪ゆえと考えて出家を決意していたのだ。
そこで桜姫が再会したのは、かつて自分を犯した盗賊・釣鐘権助だった。権助の子を産んでいた桜姫は、出家を翻意して権助と交わる。しかしその結果、桜姫の不義の相手として、権助ではなく清玄が無実の罪で告発されてしまった。追放された清玄は、桜姫こそ白菊丸の生まれ変わりだと確信。ところが桜姫はつれなく、ついには誤って清玄を殺してしまう。
変転の末に女郎となった桜姫には、夜ごと枕元に清玄の幽霊が立つという噂が立った。ある夜、清玄の幽霊が桜姫の前に現れ…。