記事の掲載日: 2014年05月30日
穂の国とよはし芸術劇場PLATでは、開館2年目となる本年度から長期的な視点をもって人材育成事業を始めます。
劇場の役割として、優れた舞台芸術作品の鑑賞機会の提供や創造事業も重要ですが、人材育成事業も重要なものだと捉えています。
演劇・ダンス・音楽などの舞台芸術や美術などのアートが持つ力や、アーティストの力を様々な場面で活用して、地域の人々をつなぎ、より豊かな市民社会を構築するための拠点となることは、劇場の重要な役割です。
それを実現するための有効なツールとして、ワークショップがあります。ワークショップといっても様々な分野のものがありますが、プラットでは演劇ワークショップを中心に実施していきます。
地域にどの様な人が居て、どの様な要望が存在し、その為にどの様に演劇ワークショプを活用したらよいかを考え、それを実践できる人材が不可欠です。ワークショップを進行する人材、ファシリテーターや進行役などと言われますが、そうした人材を長期的・継続的な視点で地域に育成することが必要だと考えています。
この入口として「ワークショップ」に関する二つの講座からスタートし、その後下記のような予定で、演劇ワークショップの実践を踏まえた人材育成事業を実施いたします。
このような方に参加していただきたいと考えています。
・演劇ワークショップに興味のある方。
・ワークショップ・ファシリテーター(進行役)に興味があり、将来そのような仕事をしてみたいと思っている方。
・ご自身の関係する分野で、演劇ワークショップという手法を活用してみたいと考えている方。
など
プラットと一緒に演劇ワークショップを活用する可能性を広げていきませんか。
なお、この事業は穂の国とよはし芸術劇場PLATと愛知大学文学部メディア芸術専攻が協働して実施するものです。
日程 |
2014年06月27日 (金)19:00〜21:00 講師:吉野さつき
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内容 |
6月27日(金) 講師:吉野さつき(愛知大学文学部メディア芸術専攻准教授) 地域の人々をつなぎ、より豊かな市民社会を構築していくことを可能とする非常に有効な手法として教育、福祉など幅広い分野で活用されている、様々なアーティストによるワークショップの現状を紹介します。 7月16日(水) 講師:矢作勝義(穂の国とよはし芸術劇場事業制作チーフ) 過去の事例をもとに、日本の公共劇場などでの演劇ワークショップを紹介します。 |
場所 | 穂の国とよはし芸術劇場PLAT 研修室(大) |
講師 |
6月27日(金):吉野さつき(よしのさつき) 愛知大学文学部メディア芸術専攻准教授。シティ大学大学院(英国)芸術政策経営学部修士課程修了後、公共ホールの文化事業担当を経て、平成 13 年度文化庁派遣芸術家在外研修員として、英国で演劇のアウトリーチやエデュケーションプログラムの研修と調査を実施。教育、福祉、ビジネスなどの現場でさまざまなジャンルのアーティストによるワークショップをコーディネートする他、各地の公共ホールや大学などで、アウトリーチ事業やワークショップの企画運営を担う人材育成プログラムにも数多く携わる。文化経済学会〈日本〉会員。 7月16日(水):矢作勝義(やはぎ まさよし) 穂の国とよはし芸術劇場事業制作チーフ。東京都立大学在学中から演劇活動を始め、1998 年より世田谷パブリックシアター勤務。2012 年より公益財団法人豊橋文化振興財団に勤務し、2013 年4月 に開館した穂の国とよはし芸術劇場 PLAT の事業制作チーフを務める。 |
参加費 | 無料 |
対象 | ワークショップに興味のある方ならどなたでも |
募集人数 | 各回50名(先着順) |
締切り | 各回とも実施日に3日前まで受付ます。ただし定員になり次第締切。 |
申込み方法 | プラットチケットセンター電話のみ 0532-39-3090 |
お問い合わせ | 穂の国とよはし芸術劇場PLAT 0532-39-8810 |
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