記事の掲載日: 2014年03月19日
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一、双蝶々曲輪日記 「角力場」(すもうば) 一幕
大坂堀江の角力小屋では、人気力士の濡髪長五郎と素人力士出身の放駒長吉の取組が行われ賑やかな様子。濡髪贔屓の山崎与五郎は、恋仲の藤屋の遊女吾妻を茶屋へ向かわせ、角力見物。しかし、予想に反して、勝利を収めたのは放駒。与五郎に負けを詫びる濡髪は、吾妻の身請を自分に任せてほしいと伝える。そして、放駒を呼び出すと、勝ちを譲ったことを明かし始め…。
『双蝶々曲輪日記』の二段目にあたる「角力場」は、男伊達の達引を描いた世話狂言。体格も性格も対照的な濡髪と放駒の意地の張り合いが見どころの一幕をお楽しみください。
二、三代目中村又五郎 四代目中村歌昇 襲名披露「口上」(こうじょう) 一幕
平成23年に三代目中村歌昇が三代目中村又五郎の名を、四代目中村種太郎が四代目中村歌昇の名を襲名し、各地で襲名披露興行を行ってきました。播磨屋一門にとって大切な名跡を継承する又五郎と歌昇親子が、襲名披露の口上を述べる一幕です。
三、「傾城反魂香」(けいせいはんごんこう) 一幕 土佐将監閑居の場
山科に閑居する土佐将監光信の館にやって来た絵師の浮世又平と女房おとく。生まれつき吃音の又平は出世もできず、口が達者なおとくと細々と暮らしている。この度、弟弟子の修理之助が土佐の名字を与えられたことを知り、又平も名字が欲しいと懇願する。しかし、将監が拒むので、又平は手水鉢に自画像を描いて、死を決意するのだが…。
近松門左衛門が書いた『傾城反魂香』の上巻の切にあたるこの場は、通称『吃又』と呼ばれる人気の場面です。夫婦の愛と奇跡を描いた趣ある義太夫狂言をご覧ください。
■角力場(すもうば)
濡髪長五郎 中村吉右衛門
山崎屋与五郎 中村種之助
藤屋吾妻 中村米吉
放駒長吉 種太郎改め 中村歌昇
■口 上(こうじょう)
歌昇改め 中村又五郎
種太郎改め 中村歌昇
中村吉右衛門
幹部俳優出演
■傾城反魂香(けいせいはんごんこう)
浮世又平後に土佐又平光起 歌昇改め 中村又五郎
又平女房おとく 中村芝雀
土佐修理之助 中村隼人
狩野雅楽之助 中村錦之助
土佐将監光信 中村歌六
2014年07月20日 (日)昼12:30/夜17:00
開場は開演の30分前
※未就学児童はご入場いただけません。
全席指定・税込
前売販売:2014年04月19日 より
S席:10,000円
A席:7,000円
B席:5,000円
U24(B席):2,500円(24歳以下対象/入場時要身分証明書提示)
高校生以下(B席):1,000円(高校生以下対象/入場時要生徒手帳提示)
※発売初日はお一人様1申込につき1公演4枚まで
席種割座席表はこちら
会員先行予約 | 2014-04-12〜 |
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料金・備考 |
一般と同じ ※発売初日はお一人様1申込につき1公演4枚まで |
その他 |
前売り予定枚数終了いたしました。 当日券の有無等詳細につきましては、7月10日(木)以降にお問い合わせください。 |
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穂の国とよはし芸術劇場
〒440-0887 豊橋市西小田原町123番地
TEL:0532-39-8810 FAX:0532-55-8192 http://toyohashi-at.jp
【主催】公益財団法人豊橋文化振興財団
【共催】豊橋市
【製作】松竹
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